お金,マネー,教養,投資,保険
20代の働く若者に向けて お金づきあいを学ぶ本
今日紹介するのは、みんな大好きお金の本!
著者は保険会社を経営されている方です。
先の見えない将来に不安のある20代の若者に向けて書かれています。
仕事・結婚・子育てなど悩みごとがたくさんのアラサーに刺さる興味深い内容です。
この本では、「お金の原理原則」について「知る」「使う」「貯める」「殖やす」「稼ぐ」の5つのステップで書かれており、対話形式で読みやすい一冊です。
目次
本書から学ぶ!覚えておきたいこと4選
私が本書を読んで学んだこと、今後お金と付き合う上で大切にしたい考え方をまとめました。
ポイント
①与えられた情報を鵜呑みにしない
②お金は3つに分けて考える(財産三分法)
③自分がハッピーになれるお金の使い方をする
④自分自身への投資はケチらない
与えられた情報を鵜吞みにしない
「簡単に儲かるよ」といった上手い話に騙されないようにしようという内容が書かれています。
・お金に苦労する人は、「データを見ず、自分で考えない人」
・お金に振り回される人は、「考えても仕方ないことを考える人」
・お金で損する人は、「与えられた情報を鵜呑みにする人」
正しいデータを探し、そのデータをもとに自分なりの考えを持ち冷静に判断することが大切ですね。
お金は3つに分けて考える(財産三分法)
1.財布(日常生活で使うお金)
2.投資(リターンが見込めるお金)
3.預金(いつでも引き出せる流動性のあるお金)
当然といえば当然のことですが、このように普段使いとは別に分けておくことが大切だと改めて考え直すきっかけをくれます。
自分がハッピーになれるお金の使い方をする
私がこの本を読んで一番学びになった箇所を抜粋します。
お金を使うときのルールで大切なのは「楽しいかどうか」。
お金そのものに価値があるのではなく、何かを交換したときに初めて価値が生まれる。
世間がいい使い方だと思うことではなく、自分の価値を知り、どのように使えば自分はハッピーになれるのかを知ること。
私自身、支出を減らすこと、安いものを手に入れたいという思いばかりが先走りしてしまい、無駄買いしたことも多々あります。
多少高くても自分が満足するもの、ハッピーになれるものを最優先できるようにしたいものです。
自分自身への投資はケチらない
株や投資信託などへの投資も大切な要素ではありますが、投資で得られるリターンは限られています。
それに比べて自分自身の知識や経験を積むことで得られるものは無限に広げることができます。
人生を豊かにする経験、自分の得意なことを磨くことは怠らずどんどん投資していきましょう。
最後に
さて、ここまで本の内容を簡単にまとめてきましたが、
著者は最後に「くれぐれも本書に書いてあることを鵜呑みにしたりせず、自分のアタマでしっかり考えるようにしてくださいね。」と書かれています。
①にも記載しましたが、お金で損する人は与えられた情報を鵜呑みにする人です。
この本で学んだことを丸々取り込むのではなく、自分の考えを持ったうえで大切なことを判断していきたいものです。
書籍情報
【書籍タイトル】働く君に伝えたい「お金」の教養~人生を変える5つの特別講義~
【著者】出口治明
【出版社】ポプラ社
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